レジンの種類
レジンにはUVレジンとエポキシ樹脂があります。
レジュフラワーで使用しているレジュレは、紫外線で硬化するハードタイプのUVレジンです。
UVライトに入れるとあっという間に硬化するのが、特徴です。
それに対して、エポキシ樹脂は、2液を混ぜることで硬化が進みます。
硬化時間は24時間ほどかかります。
エポキシ樹脂でつくったバレッタ
万華鏡あじさいのバレッタ
カラフルな万華鏡あじさいを封入した
華やかなバレッタ
本当に万華鏡を覗いたみたいに
パッと明るい世界が広がります。
こちらのバレッタは、エポキシ樹脂を使って
制作しました。
なぜ、UVレジンを使わずにエポキシ樹脂を使ったか?
それには、理由があるんです。
バレッタのに使用したシリコンモールドは
長い部分で8cmあります。
それは、かなり大きいということ。
大きなシリコンモールドの作品を使用する場合、UVレジンが不向きな理由
①UVレジンでつくると気泡が入りやすいんです。
気泡は、丹念に取り除いたとしても
ライトから出すと、「突然発生していた」
なんてこともあるんです。
②UVレジンは、コストが高い。
③カーブがつけられないということ。
これが一番大きな問題!
バレッタのパーツは、横から見ると
弓状にカーブしています。
ところが、バレッタに使うシリコンモールドは
真っ直ぐ!水平なんです。
ハードタイプのUVレジンで
シリコンモールドの作品をつくると
カチコチで曲げることができません。
‘‘じゃあ、ソフトタイプのUVレジンでつくれば‘‘と
おっしゃる方もいるかもしれませんが、
力がかかるバレッタには、不向きです。
エポキシ樹脂だと
完全に硬くなる前にカーブをつけることができるんです。
横から見るとわかりますよね。
初めてだったので、カーブのつけ方が
ちょっと少なかったですが、
カーブをつけたおかげでバレッタに
うまく接着することができました。
エポキシ樹脂の難点
2液を混ぜることで硬化が始まるエポキシ樹脂は
硬化するのに約24時間かかります。
お花が浮いてきやすいので、
制作中は時間に余裕を持って
お花の位置を調整する必要があります。
それでも、こんな作品ができるとなれば、
エポキシ樹脂、病み付きになりそうです。
ステンドグラスのようなあじさいのポニーフック
綺麗でしょ〜
作品によって、どんな種類のレジンを使用するか
考えながら制作するのも、楽しいものです。
あなたも、いろいろお試しください。