第4章 いい生徒でなかった私
夢にまで見たキラキラジュエリーを私の手でつくる
2018年秋 ベーシックコースがスタートしました。
憧れのワイヤージュエリーをつくれるということで、心はウキウキ♡
WJDAの講座は、前半は課題作品に使用する天然石についての学び、そして後半は課題作品の制作となります。
私は、石についての勉強よりも、制作が楽しみで仕方ありませんでした。
ワイヤーと工具の扱いは難しかったけれど、先生のご指導のもと、夢のワイヤージュエリーづくりを堪能しました。
でも、私は...
何事も習った技術を習得するためには、復習が欠かせません。特にワイヤージュエリー制作は、手の感覚をつかむためにもワイヤーに触れている時間が大切です。
なのに、私はそれをしなかった...
その当時、私はひどい手湿疹に悩まされていたんです。
指先がパックリ割れて、触れると痛い。だから、私の指はいつも絆創膏だらけでした。
その手ではワイヤーがうまく引っ張れず、かと言って絆創膏をはがすと作品が血だらけになってしまう...
結局、それを言い訳に、私は復習をしませんでした。
当時、私はマンツーマンレッスンだったので、ライバルがいませんでした。
比べる相手がいない。それもあって、つい自分に甘くなってしまったのかもしれませんね。もし、共に学ぶ仲間がいたら、違っていたことでしょう。
せっかく大金を払って、ワイヤージュエリーを習うチャンスをものにしたのに、なんてもったいないことをしたんだ!
今は、とてもこの時の自分を悔いています。